お酒が飲めない人必見! フレンチではほかの飲み物でも楽しめます

お酒が飲めない人必見! フレンチではほかの飲み物でも楽しめます

仕事や家族などの付き合いでフレンチレストランに行くことになったが、お酒が苦手で飲み物に悩んでいませんか。
ご安心ください。フレンチレストランでは20歳以上でもお酒を飲むのは必須ではありません。今回はお酒が飲めなくてもフレンチを楽しめるマナーを紹介します。

フレンチでお酒を頼まないのは失礼なのか?

お酒を飲めないのには多くの理由があるでしょう。お酒に酔いやすい体質、妊娠や病気などの健康、未成年や車の運転役といった法的事情など、さまざまなことが考えられます。フレンチレストランでは、お酒を飲むことは必須ではなく、そのまま料理を楽しめます。

お酒に酔いやすい、健康、法的事情などの理由でお酒を飲めなくても、フレンチレストランを楽しむ方法はあります。それには、お酒以外の飲み物に関するマナーを覚えておきましょう。

お酒が苦手な人はこんな飲み物を頼もう

フレンチレストランではワインやシャンパンといったお酒以外にも複数の飲み物をメニューに入れています。その代表例を紹介します。

ミネラルウォーター

席に着いて最初に頼むのはアペリティフ(食前酒)です。このタイミングでお酒以外に頼む飲み物は、ミネラルウォーターが一般的です。こちらも正式なメニューに加えられており、有料となります。普通のレストランなら無料でお水を出してもらえるところですが、フレンチやイタリアンなど多くのヨーロッパ系料理店ではそのようなことはありません。

ミネラルウォーターはガス入りとガスなしに分かれます。ガスは「炭酸」を意味し、日本でも「炭酸水」としてペットボトル入りの商品が最近話題になっています。もし苦手ならガスなしを注文してもいいでしょう。

ノンアルコールカクテル

フレンチレストランによっては、ノンアルコールカクテルを提供しているところもあります。 お酒のアルコールが苦手な人は、こちらを頼んでみてはいかがでしょうか。

ただし、ノンアルコールとはいえ、決してアルコール成分がまったくないとは限りません。 日本の酒税法では、酒類とそうでない飲み物をわける基準は、アルコール分が1%以上あるかどうかと定められています。つまり、アルコール濃度が0.9%でもお酒と認められないだけで、人によってはそれを飲んでも酔う可能性があります。

特に車を運転している人は、ノンアルコールカクテルを飲むことで飲酒運転とみなされる可能性があります。注文のときは店員にアルコールの度数を聞くことが大切です。

マナー的に頼まないほうがいい飲み物はある?

フレンチレストランには、メニューにあってもTPOによって頼まないほうがいい飲み物もあります。以下にその代表例を示します。

水道水

アペリティフにミネラルウォーターではなく、通常の水を頼むのはマナー的によくありません。特に高級フレンチレストランで、普通の水を頼むことはそのお店に失礼とされています。

フランス人でもフレンチレストランで普通の水を頼むケースがありますが、実際の注文はリーズナブルなメニューが揃った店にとどめておきましょう。 高級フレンチレストランでは必ずミネラルウォーターを注文するよう心がけてください。

ソフトドリンク

フレンチレストランでも、コーラ、オレンジジュース、お茶、コーヒーなどのソフトドリンクを扱うところは多いです。しかし、食事中はなるべく頼まないほうがいいでしょう。これはマナーというより、料理の味が分かりづらくなるからとされています。 ソフトドリンクを頼む場合は、食後が適切です。

また、アイスコーヒーやアイスティーなどはアメリカ発祥という文化の性質上、取り扱っていないフレンチレストランも多いです。

ミネラルウォーターを飲むと料理の味にどう関わる?

フレンチでは、ワインの味が料理の印象を変えると言われています。それでは、ミネラルウォーターを飲むとどうなるのでしょうか。 特にガス入りのミネラルウォーターは、きめ細かい気泡による刺激を楽しめるとともに、フランス料理にありがちな塩気や油っぽさも洗い流してくれます。

フレンチはオリーブオイル、デミグラスソース、クリーム、バターなどをふんだんに使い、濃い目に味付けしているものが多いです。口の中についた調味料のしつこさをスッキリと洗い流すなら、ミネラルウォーターは効果的です。つまり、ミネラルウォーターがあったほうが、フランス料理を気軽に味わいやすいでしょう。

まとめ

フレンチレストランを訪れたとき、お酒が飲めない場合は、ミネラルウォーターやノンアルコールカクテルを頼むといいでしょう。特にアペリティフのときはミネラルウォーターのほうが料理の印象がよく残ります。水道水やソフトドリンクを用意しているフレンチレストランも多いですが、水道水は高級店で頼むのは野暮とされるのでなるべく避けましょう。ソフトドリンクも料理の味を感じづらくなる場合があるので、食事中は控え、食後に頼むのが理想です。
ミネラルウォーターはフランス料理特有の調味料の濃さを洗い流し、口の中をすっきりしてくれます。ワインやシャンパンとは違った料理の楽しみ方が可能です。

横浜の「フレンチ ビストロ le midi(ルミディ)」でも、ミネラルウォーターやノンアルコールカクテル、ソフトドリンクを取り扱っています。お酒を飲めない方でも気軽にフランス料理を楽しめますので、興味を持った方はぜひご来店ください。