フランス料理はワイン以外とも相性が良い!フレンチレストランの飲み物について

フランス料理はワイン以外とも相性が良い!フレンチレストランの飲み物について

フレンチを食べに行く時、どんな風に飲み物を頼めばよいのか、と悩む人は多いと思います。フレンチといえばワインというイメージがありますが、他のものを頼むのは恥ずかしいことなのでしょうか?
当記事では、フレンチをいただくときの飲み物の頼み方をまとめていきます。

食前酒について知ろう!

ここではまず、フレンチにおける食前酒のマナーや意味、定番の飲み物を紹介します。

食前酒って頼まないとダメ?

席に座ってまず頼むのは食前酒、といった認識をしている人も多いですが、食前酒は必ず頼まないといけないものではありません。お酒に弱い人、予算が厳しい人は遠慮なく断りましょう。

食前酒にはどんな意味がある?

食前酒は、フランスではアペリティフ(Aperitif)と言います。意味としては、食事を始める時に胃に刺激を与えることで、消化や食欲世増進することを目的としています。甘みが強い飲み物は血糖値を急激に上げてしまうため向いていません。アルコール度が低めのスッキリしたお酒が食前酒としてよく利用されます。

食前酒を飲みながらゆったりメニューを検討する、というのもマナー違反ではありません。食前酒は料理を待つ間に飲み、料理が出される時には飲み終わっていることがスマートです。

実際に何を頼んだらいい?

食前酒として代表的なのはシャンパーニュ(シャンパン)です。以前はシェリーが多かったようですが、最近はそれほど多くはありません。カクテルも食前酒としてよく飲まれるものがあります。シャンパンをベースにしたものではキールやミモザ、ベリーニなどが有名です。白ワインを使ったものならキールやスプリッツァー、リキュールを使ったものはカンパリ・ソーダ、アマレット、オレンジ・キュラソーなどがあります。
アルコールが飲めない人ならミネラルウォーターか、スパークリングウォーターなら多くの店で置いています。ノンアルコールカクテルを扱っている店もあるので、「食前にお勧めのノンアルコールカクテルを」、と注文すれば甘すぎないさっぱりした味わいのノンアルコールカクテルを作ってくれるでしょう。

食前酒の後は?

食前酒が終わった後のフレンチに合わせるのは、多くの場合ワインです。
ただし、アルコールを飲めない人がムリをして頼む必要はありません。食前酒と同様にミネラルウォーターやスパークリングウォーター、ノンアルコールカクテルを堂々と注文しましょう。

無難にいくならお店に任せる

ワインはよくわからない、という人も多くいます。知らないことは恥ずかしいことではないので、その日選んだ料理に合うものを、とお願いすればお店側が用意してくれます。フレンチレストランだからといって、飲み物を頼むことに緊張したり無理をしたりする必要はないことは知っておきましょう。

ワインを知ることで料理も楽しめる!いろいろチャレンジしてみよう

上の項目で無理をする必要はないと書きましたが、少しでも知識が付くとワインが楽しめるだけでなく、食事全体が楽しくなります。
かなり大きな目安として、前菜や魚料理には白ワイン、肉料理には赤ワインとよく言われますが、これもきっちりと決まっているものではありません。肉料理でも鶏肉や豚肉をさっぱり料理していれば白が合いますし、魚でもサーモンならロゼが合うとも言われます。
白ワインなら「辛口」、「甘口」という選び方ができますし、赤なら濃厚でしっかりした味の「フルボディ」、軽めでバランスが良い「ライトボディ」という分け方があります。銘柄などがわからなくても、例えば「赤でしっかりした味のものを」、といった好みと予算を伝えれば、ソムリエが予算付近でその日の料理と希望された味に合うものを選んでくれます。
また、過去に飲んでおいしい、と思ったものの銘柄や年代を言えば、それに近い味を選ぶことも可能です。

グラスワインとボトルワイン

インはたくさん飲まないと言うことなら無理にボトルで頼む必要はなく、グラスで頼んでも問題はありません。ただし、カップルで2杯ずつ飲めばハーフボトルでちょうど良いくらいになり、その方が安い場合もありますから覚えておきましょう。

またフルボトルで頼んだ場合、残ったら持って帰ることはできますから、恥ずかしがらずに申し出ましょう。

食後酒のことも知っておこう

食後酒も無理に飲む必要はない

フレンチにおける食後酒も食前酒と同様に、無理に飲む必要はありません。食後酒の目的は胃に刺激を与えることで消化を促進するもので、アルコール度数は高いものが多いです。

食後酒にはどんなものがある?

食後酒としてよく飲まれるのは、ブランデーやカルヴァドスというリンゴの蒸留酒、マールというブドウの蒸留酒、ポルトガルのポートワインなどがあります。また、カクテルであればギムレット、マンハッタン、ウォッカマティーニ、ドライマティーニなどが好まれます。

まとめ

フレンチと飲み物の関係について解説しました。フレンチといえばワインというイメージが強いですが、コラムの中で書いてきたように、お酒が苦手な人はムリに飲む必要はありません。ぜひ、体調や体質に合ったものをオーダーして楽しく食事をしてください。

また、ワインはフレンチとの組み合わせとして定番ではありますが、本場フランスでもビールや日本酒をリストに上げている店は珍しくありません。いろいろ試してみて、「これが合う」というものを見つけてください。

横浜のフレンチビストロ「フレンチビストロ ルミディ(lemidi)」では、あまり形式にとらわれず、出来るだけお客さまが好む飲み物を提供できるよう、さまざまなワインやビール、ウイスキー、日本酒、カクテル、ノンアルコール飲料を用意しています。また、「ワインについてもっと知りたい」と思う方はスタッフに質問していただければ丁寧にお答えします。

気軽に、カジュアルにフレンチを楽しみたいと思われる方は、ぜひ「フレンチビストロ ルミディ(lemidi)」にお越しください。お客様のご予約、ご来店を心よりお待ちしております。