豚肉を使ったおすすめのフレンチのレシピを教えて欲しいという方のために、この記事では自宅で挑戦できる、豚肉のフレンチを4つ紹介していきます。夕飯のメニューの考案に困っているという方も、ぜひこの記事でぴったりのメニューを探してみてください。
豚肉のフレンチ ポークソテー
はじめに紹介していくのは、豚肉を使用したシンプルなフレンチであるポークソテーです。シンプルな料理ほど難しいというのはよく聞く話。ポークソテーも焼き方ひとつで味が大きく左右される料理となっています。できるだけ本場のフレンチに近い味わいにするために、しっかりとレシピを確認して、挑戦してみましょう。
ポークソテー
ポークソテーに使用する豚肉は、できるだけ厚みのあるロース肉がおすすめです。最低でも1cm程度の厚みがあるものを選び、肉の筋はできるだけ筋切りせず、肉の細胞を壊していない状態で焼くと、肉の中に旨味を多く残したまま召し上がることができます。
まずは下ごしらえですが、肉には包丁は入れず、塩を少し多めにすり込んでいきます。このとき、コショウを同時に振ると香りが少なくなってしまうので、コショウは仕上げの段階で振るようにしましょう。塩をすり込んだ後、しばらく放置しておくと、浸透圧の影響で肉の表面に水分が出始めます。この水分はタンパク質を多く含んでいるので、焼いた瞬間にタンパク質が固まり旨味を逃がさない壁の役割を果たしてくれます。
肉の表面に水分が出始めたのを確認したら、フライパンに油を入れて強火で加熱していきましょう。フライパンから煙が少し出るくらいに温め、肉をフライパンにのせて焼いていきます。焼いているときはできるだけ肉を動かさないようにして、油をすくって上から肉にかけながら、たまに少し肉を持ち上げて油を下にしっかり入れましょう。きれいな焼き色が付いたら、裏返して反対の面も焼いていきます。
両面にしっかり焼き色が付いたら、コショウをふりかけて肉を皿に取り出しておきます。その後、肉汁が残ったフライパンでソースを温め、肉にかければポークソテーの完成です。
豚肉のフレンチ 豚と野菜のマスタードクリーム
続いては豚肉と野菜のマスタードクリームを、紹介します。こちらの料理はマスタードを使用した少し大人の味になるので、小さなお子様にはあまりおすすめできない料理です。お酒のおつまみとして、少し贅沢をしたい気分のときに、おすすめのレシピです。
豚肉と野菜のマスタードクリーム
こちらのレシピでも、豚のロースを使用していきます。まずは豚ロース肉を一口大に切り、塩コショウを振った後に小麦粉を全体的にまぶしていきます。下ごしらえを終えたら、オリーブオイルを入れて熱したフライパンに、肉を入れます。表面に軽く焼き色が付く程度まで焼いていきましょう。軽く火が通ったらいったん肉を皿に取り出しておき、野菜を炒めていきます。
野菜はジャガイモ・タマネギ・シイタケを使用し、それぞれ食べやすい大きさにカットしておきましょう。こちらの具材を肉汁が残っているフライパンに投入して、バターを加えて5分ほど炒めていきます。ある程度野菜に火が通ったら、先ほどの肉を入れてさらに10分ほど加熱していきます。最後に生クリームとマスタードを入れて煮立つまで火をかければ、豚と野菜のマスタードクリームの完成です。
豚肉のフレンチ 豚肉ときのこのマリネ
続きましては、豚肉ときのこのマリネを紹介します。こちらのフレンチは簡単にできるだけではなく、さっぱりとした味わいなので副菜としてもおすすめです。ごはんのおかずにもう一品足したいときには、こちらのレシピを参考にするといいでしょう。
豚肉ときのこのマリネ
このレシピは、どんなきのこも合いますが、一度に使うのは多くても2種類までにしておきましょう。はじめに、きのこを軽く茹でて、ざるにあげてしっかりと水気を拭きとります。同じ湯で小さくカットした豚肉を茹でたら、こちらもざるにあげます。厚めのビニール袋にまだ熱い豚肉ときのこを入れ、ドレッシングを加えて軽くもみ込み、30分ほど放置して漬け込んでいきます。
ドレッシングは、フレンチドレッシングや青じそドレッシングなど市販のもので問題ないので、お好みのドレッシングで味付けを楽しんでみてください。器に盛りつけ、大葉やショウガなどを添えたら、豚肉ときのこのマリネの完成です。
豚肉のフレンチ ポークリエット
最後に、自宅で調理できる中でも比較的本場の味に近い味を出せるポークリエットを紹介していきます。こちらはごはんのおかずにすることもできますが、フランスパンにはさんでもおいしく召し上がれます。
ポークリエット
ポークリエットは、ブロックの豚肉を使用します。大きめにカットするとより肉の旨味を感じることができます。
まずは、ブロック肉を大きめにカットして、強火の鍋にオリーブオイルを入れて、こんがり色が付くまでしっかりと炒めていきましょう。そこにタマネギとマッシュルームを入れ、弱火でさらに炒めていきます。このときお好みでニンニクを入れると、良いアクセントになります。
野菜が少ししんなりし始めたら白ワインとお水を具材が隠れるまで入れ、アクを取りながら2時間弱火で煮込んでいきます。お肉がぽろぽろになるまで煮込んだら、煮汁と具材を分けてポークリエットの完成です。
まとめ
今回は自宅で調理できる豚肉を使ったフレンチのレシピを紹介してきました。
ごはんに合うものやお酒に合うものなどさまざまな楽しみ方があることがお分かりいただけたでしょう。
「lemidi ルミディ」では、本格的なフレンチをおいしく召し上がってもらえるように、さまざまな工夫をして調理しています。
本場の味のフレンチを食べたい方は、ぜひ一度足を運んでみてください。