フレンチはカロリーが高いから無理？女子にフレンチがおすすめの理由

フレンチはカロリーが高い？

フレンチはカロリーがとても高いイメージがありますが、これはフレンチのカロリーが高いわけではなく、コース料理のカロリーが高いのです。コース料理は前菜、スープ、メイン、デザートなど食べる量が多いので、その分カロリーも高くなってしまうのです。一般的なフレンチのカロリーはおよそ900kcalと言われています。したがって、実は夕食の献立で食べるカロリーの総量と変わらないのです。

例えばハンバーグ定食を夕ご飯に食べるとすると、メインのハンバーグにサラダ、ご飯、お味噌汁がつきますが、このハンバーグ定食のカロリーはおよそ950kcalです。したがって、フレンチのコースは一般的な夕ご飯の献立メニューのカロリーとほとんど変わりはありません。

むしろ、イタリアンのコースのほうがフレンチのコースよりもカロリーが高くなります。イタリアンの場合、総カロリーはおよそ1,200kcalとなっています。つまりカロリーを気にする方にとっては、イタリアンよりもフレンチのほうがカロリーの面でもおすすめなのです。

フレンチのコースが身体にいい理由

フレンチはカロリーが高いからダイエット中によくないイメージが少し払拭できたかと思いますが、さらに最近の健康を意識した糖質制限にもフレンチは注目されています。ダイエット時にカロリーと脂質を控える場合、カロリーを控えて脂質は気にしない場合、そしてカロリーを気にせず糖質を控えた場合、最も減量効果が高かったのが、カロリーを気にせず糖質だけ控えた場合なのです。１回あたりの糖質を20〜40gに抑える「適正な糖質制限」のことを「ロカボ」と呼びます。コンビニエンスストアでもロカボを意識した食料品が提供されています。

そんなロカボですが、フレンチはなんとロカボの理想食なのです。というのも糖質の高い炭水化物の食材がメインではなく、肉や魚などのタンパク質がメインだからです。サラダの前菜、肉のロースト、デザートを合わせても、糖質はおにぎり一個分の糖質よりも少ないとされています。カロリーばかりが気になる食事ですが、最近注目されている、適正な糖質制限の「ロカボ」という考え方でもフレンチはおすすめなのです。

カロリーを気にする人にフレンチのチーズがおすすめの理由

フレンチのカロリーを引き上げている原因として「乳製品」が挙げられます。その中でも、フレンチではさまざまな種類のチーズが料理に使われています。チーズは高カロリーの代表食品というイメージが強いですが、肥満になってしまう栄養素は糖質です。チーズは高タンパク食品のため、むしろ筋肉トレーニングなどの最中に必要な栄養素です。さらにチーズには、豊富なビタミンB群が含まれています。このビタミンは糖質や脂肪の代謝をアップさせる役割があります。ですからダイエット中にこそチーズは積極的に取り入れたい食材といえます。

フレンチはメインがとってもローカロリー

洋食のメインとなると大きなステーキ肉などが出てしまうので、どうしても脂質とカロリーが気になってしまいます。しかし、フレンチではメインの料理がとってもローカロリーです。例えば鴨ローストは一般的な1人前のカロリーは100kcal以下となっています。ローストビーフなどもメインの食事にしてはカロリーが低く、100gあたり200kcal以下です。フレンチのメイン料理のカロリーは、食材によっても異なりますが、魚や鶏肉を使うフレンチ料理のお店も多く、おいしいメイン料理はカロリーを気にせず楽しめます。

コース料理ではどうしても一番のメイン料理のカロリーが高くなってしまって、全体の総カロリーが上がってしまう傾向がありますが、フレンチではメインも健康的で、カロリーが気になる方にもおすすめといえます。

まとめ